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ホイルンドが覚悟の決断「ここに残って戦う」 新たなCF加入でも揺るがぬスタンス

進化を誓う

ラスムス・ホイルンドが自身の去就について言及し、「マンチェスター・ユナイテッドに残ってポジション争いをする」と語った。RBライプツィヒ所属のベンジャミン・シェシュコ獲得が噂される中での発言である。『Manchester Evening News』が伝えている。

ユナイテッドはシカゴでボーンマスと対戦し、4−1の快勝を収めた。この一戦でホイルンドは得点を挙げる活躍を見せたが、試合当日にクラブが新たなストライカー獲得に動いていることが報じられた。

そうした状況下でもホイルンドは「まだクラブから自分の将来については何も聞いていない。だが、自分のプランは明確で、ここに残って戦うこと。それが一番大切だ」と同紙に語っている。さらに「自分はまだ22歳。それを忘れがちな人もいるが、学んだことは多いし、プレイの基礎が確実に進化している」と自身の成長にも手応えを示した。

今夏のプレシーズンではアモリム監督の下で充実ぶりを見せており、ウェストハム戦でも立ち上がりに惜しいシュートを放ち、ボーンマス戦では得点を奪った。自身の課題とされてきたゴール前の動きについても「多くの試合をこなしてきた分、練習時間は限られた。だから映像を使って自分の動きやタイミングを研究してきた」と改善の努力を明かしている。

「昨季はチーム全体が苦しんだ。自分ももっとやれたはずだと思っている。だが、今は確実に前に進んでいる。プレシーズンの2試合を見ても、チームとして良い方向に向かっている」と語るホイルンド。ライバル加入が噂される今、静かに燃える若きエースは、誰よりも未来を見据えている。

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約束が果たされていない? パレス指揮官、鈍い補強に不満…「またしてもスタートから躓きうる」

【欧州・海外サッカー ニュース】クリスタル・パレスのオリヴァー・グラスナー監督が今夏の補強動向に不満を抱くようだ。

FAカップ王者のパレス。ヴィクトル・ギェケレシュを獲得したアーセナルがエベレチ・エゼに焦点を移し、6000万ポンド前後のオファーを準備していると報じられている。パレスが設定する6700万ポンドに及ばない額だが、アーセナル行きで決着するとの見方がなされており、エゼ本人にも前向きとの報道。さらに続報ではエゼがタイトルとチャンピオンズリーグ出場のチャンスととらえているともいわれる。

グラスナー監督はこの状況を憂いる様子。FAカップを制したことでクラブから補強の約束をとりつけたオーストリア人指揮官だが、新シーズンの開幕が迫るなか、依然として戦力が乏しい状況にある。

オーストリアメディア『Kronen Zeitung』のインタビューでこう述べている。

「全選手が残っているものの、今のところ、移籍市場で十分な成果を上げられていない。今季はより積極的な補強に乗り出し、早めに新たな選手を獲得すると約束されていたんだ」

「現時点でフィールドプレーヤーは17人だ! これ以上は選手を失いたくない。そうなったら、昨季のように移籍市場の最終日に4選手を獲得するようにことが起き、またしてもスタートから躓きうる」

エゼのような選手を失うようなことがあれば、ここまで目立った補強なしのチーム状況からしても、グラスナー監督にとって大きな痛手に。補強の動きが滞っているパレスだが、プレシーズンはすでに始まっており、次戦はアウグスブルクと対戦し、その先の8月10日にはリヴァプールとのコミュニティ・シールドを控える。