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ブラジル、W杯南米予選ホーム通算65試合目にして初黒星…アルゼンチンに敗れ6位転落

 FIFAワールドカップ26南米予選・第6節が現地時間21日に行われ、ブラジル代表はホーム『マラカナン・スタジアム』にてアルゼンチン代表と対戦した。

 南米の“2大強豪”同士による今予選屈指の好カードはキックオフ前から白熱。イギリス紙『デイリーメール』によると、両国の国歌斉唱中にサポーター同士によるいざこざが勃発し、破壊した座席の一部を互いに投げ合うといった事態にまで発展したという。警備員や警察が収拾を図ったものの混乱は収まらず、流血者まで出る事態に。アウェイチームが安全のためロッカールームへと引き上げ、結果的にキックオフが約30分遅れることとなった。

 混乱のなか幕を開けた一戦は序盤から激しい攻防が目立つ展開となるも、互いに決定機を作れずスコアレスのまま後半へ。すると63分、ジオヴァニ・ロ・チェルソの左CKにニコラス・オタメンディが高い打点のヘディングで合わせアルゼンチンが先制に成功。ブラジルは反撃に出るも、相手守備陣の集中した対応に苦戦し、81分には途中出場のジョエリントンがレッドカードを提示され数的不利に。その後スコアは動かず、アルゼンチンが1-0でブラジルを下した。

 大手スポーツ専門チャンネル『ESPN』やデータサイト『Opta』などによると、ブラジルがワールドカップ南米予選のホームゲームで黒星を喫したのは今回が史上初とのこと。22大会連続で本戦出場を決めている“カナリア軍団”はこれまでのホームでの南米予選で51勝13分無敗と圧倒的な強さを誇っていたが、通算65試合目にして初黒星を喫することとなった。

 なお、前々節ウルグアイ戦(0-2●)、前節コロンビア戦(1-2●)に続き3連敗となったブラジルは、勝ち点「7」から上積みできず6位まで転落。一方のアルゼンチンは前節の初黒星を引き摺らず2戦ぶりの白星を飾り、勝ち点「15」でしっかりと首位の座をキープしている。

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ブラジルの感染者、33万人に ロシア抜き世界2番目

 南米ブラジルの保健省は22日、新型コロナウイルスの感染者数が33万890人になったと発表した。米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、ブラジルの感染者数は、32万人のロシアを抜き、米国に次いで世界で2番目となった。世界保健機関(WHO)の担当者は同日、「南米が新たな震源地になっている」と懸念を示した。