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スペインとラ・リーガはポゼッションにこだわらなくなった レヴァンドフスキが感じる“フィジカル”の変化「過去数年のリーガとは比べられない」

縦に速い展開も増えている

スペインのラ・リーガはジョゼップ・グアルディオラが作り上げたバルセロナの影響もあり、ポゼッションを重視するチームが多いとの印象もあっただろう。

現在バルセロナの最前線に入るロベルト・レヴァンドフスキも、加入当初はバルセロナ特有の狭い距離感でのロンドに驚いたと語っている。

「バルセロナに独自のスタイルがあることは分かっている。ただ、当初はなぜあれほど多くのショートパスを繋ぐのか不思議に思っていた。最初のトレーニングセッションでのロンドには驚いたよ。選手同士の距離を近くするよう要求されたから、それに適応する必要はあったね」

ただ、ハンジ・フリックが指揮官に就任してからのバルセロナは変わった。より縦に速いサッカーを実践しており、ポゼッションにこだわりすぎることもない。レヴァンドフスキはバルセロナだけでなく、リーグ全体に変化があったと続けている。

「もっとテクニカルなリーグなのだろうと予想していたけど、加入から数ヶ月後には過去数年のリーガとは比べられないことに気付いた。現在では守備的に戦うチームも増えたし、攻撃的なプレイスタイルは少しずつ減少傾向にあるかな。以前はビッグクラブだけでなく、全体的に多くのゴールが生まれていた。それが今やラ・リーガはよりフィジカルなものになっていることに気付いたんだ」(『Barca One』より)。

現在はスペイン代表もポゼッション率にこだわることはなく、縦にスピーディーな展開も増えている。レヴァンドフスキも今のフリック流の方が合っていると言うことができ、ここ数年でリーグの環境はかなり変わったか。

Theworld

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逆転負けでCL敗退…シャビ監督は判定に不満爆発「本当にひどかった」

 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、パリ・サンジェルマン(PSG)戦の判定に不満を爆発させた。

 チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグが16日に行われ、バルセロナはPSGと対戦。3-2とリードして迎えた一戦は12分にハフィーニャが先制点を決めたものの、29分にロナルド・アラウホが一発退場に。ここから流れが変わると、その後4失点を喫し、1-4で試合終了。2試合合計4-6で敗退となった。

 56分にはレッドカードが提示されて退場となっていたシャビ監督は試合後、スペインメディア『Movistar』で「主審は本当にひどかった。私は彼に彼のパフォーマンスが最悪だったと伝えた。主審について話すことは好きではないが、それが明らかに影響を与えたのでこれを言わざるを得ない」と不満を強調しながら、次のように続けた。

「レッドカードが試合の決定的な要因になったので、とても動揺しているし、怒ってもいる。11人の時、私たちはいいポジションにいて、いいプレーをしていた。このような試合でレッドカードとなるのはやりすぎだ。その後は別の試合になってしまった。不必要な退場によってシーズンの成果が台無しになってしまったのは残念だ」

 また、シャビ監督は『CBS Sports』でも「審判の判定のせいでシーズンのすべての仕事が終わってしまったのは残念だ。ルイス・エンリケ、そしてPSGと11対11人ですべての時間対戦したかった。サッカーに退場があることは理解しているけど、これ(アラウホの退場)は不必要だったと思う」と語った。