バイエルン

バイエルン、今シーズン終了後のトゥヘル監督退任を発表…双方合意のもと契約を1年前倒して解消

 ブンデスリーガのバイエルンは21日、指揮官を務めるトーマス・トゥヘル監督が双方合意のもと今シーズン終了後に退任することを発表した。

 18日に行われたブンデスリーガ第22節のボーフム戦に敗れ、2015年以来9年ぶりの公式戦3連敗を喫したバイエルン。首位を走るレヴァークーゼンとの勝ち点差が「8」に広がったことで、リーグ12連覇が難しくなったなか、当初2025年6月30日までとなっていた契約を1年前倒して解消することが決定した。

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ナーゲルスマン

大一番を前にバイエルンがナーゲルスマン監督を解任か…後任はトゥヘル氏?

 バイエルンがユリアン・ナーゲルスマン監督の解任に動いているようだ。23日、ドイツ紙『ビルト』やドイツメディア『スカイスポーツ』など複数メディアが伝えている。

 現在35歳のナーゲルスマン監督は2021年夏にバイエルンの指揮官に就任。昨シーズンはブンデスリーガ10連覇を果たし、今シーズンもチャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝まで導いているものの、ブンデスリーガでは不安定な戦いが続いており、19日に行われた第25節レヴァークーゼン戦に1-2で敗れたことで、首位陥落となった。

 このような結果を受け、代表ウィーク後の4月1日には首位ドルトムントとの“デア・クラシカー”を控えているバイエルンは、ナーゲルスマン監督の解任を決断した模様で、後任には昨年9月にチェルシーを解任されて以降、フリーとなっているトーマス・トゥヘル氏が就任する見込みとなっている。

 なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ナーゲルスマン監督はまだクラブから直接連絡は受けておらず、メディアで解任が濃厚であることを知ったという。それでも、バイエルンは過去5〜6時間以内に内部で決断した模様で、24日にも正式発表されることになるようだ。また、バイエルンはすでにトゥヘル氏と合意に至っていることも伝えている。

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カンセロが急転直下のバイエルン行き…ペップとの軋轢が原因か

バイエルン行き間近とされているマンチェスター・シティのポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(28)だが、その背景にはジョゼップ・グアルディオラ監督との仲違いがあったようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

締め切りが間近に迫り、より活発化している今冬の移籍市場。多くのクラブが最後の追い込みをかける中、急浮上したのがポルトガル代表DFのバイエルン行きというビッグディール。

降って沸いたような話だが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、すでにバイエルンとシティはレンタルで合意しており、7000万ユーロ(約98億8000万円)の買取オプションも付帯するという。

ここまでの大物選手にしては随分あっさり決まりそうだが、それは指揮官との軋轢が原因とのこと。カタール・ワールドカップ以降、激減しているカンセロの出場時間。若手のリコ・ルイスの台頭やネイサン・アケのサイドバック起用が奏功したことも理由だが、本人の態度に指揮官は不満を抱いていたと『デイリー・メール』は主張している。

次第にカンセロもストレスを抱えるようになり、27日に行われたFAカップのアーセナル戦でもベンチスタートが告げられると怒りが爆発。ついに2人は衝突してしまったようだ。

グアルディオラ監督は度々「不満のある選手はチームに入るべきではない」とコメントしており、カンセロが移籍希望を伝えるとスペイン陣指揮官は抵抗することなく古巣への移籍を認めたという。

なお、後任に関しては、シティの情報筋は現スカッドで十分事足りると自信を持っており、今冬に急いで獲得するつもりはないようだ。

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