“世界最高GK”に深刻な問題…ドイツ紙「ノイアーはまともにキックできなくなった」
バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが復帰に向けて大きな問題を抱えているようだ。ドイツ『ビルト』が伝えている。
ノイアーはカタールW杯でグループリーグ敗退に終わった昨年12月、休暇中のスキーで右足を骨折。バイエルンでの残りシーズンを棒に振っていた。
すでに骨折部を固定していた金属除去の手術を受けてトレーニングを始めているが、復帰には数か月かかる可能性があるという。
同紙は「ノイアーはまともにシュートを打てなくなった」と題した記事で「トレーニングではシュートとパスが課題だ。足に力を込めてボールを蹴らなければならない時は特にそうだ」と指摘。「数週間前、ノイアーはピッチでGKトレーニングを行った。その時すでに、特に左足でのシュート(負傷した右足が軸足になる場合)に苦労しているのが目立った。ジャンプしても、まだ慎重で躊躇しているように見えた」とレポートしている。
ノイアーはGKとしての能力はもちろん、フィールドプレーヤー顔負けの足下の技術やキック精度を誇り、“世界最高GK”の名をほしいままにしてきた。同紙は「彼が他の多くのトップGKと一線を画しているのは、まさにボールに対するプレーだ。もしここに痛みや制限があれば、彼のプレーに重大な影響が出るだろう」と懸念。「最良のシナリオであっても、現時点でノイアーはさらに8週間から10週間欠場すると考えられている」と見通しを示した。