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エムバペ、PSGと3年契約延長の裏…政府の政治的圧力、チーム監督選ぶ際の発言権も与えられる

パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(23)が21日、ホームで行われたフランスリーグ最終節メス戦前に25年までの3年間の契約延長を正式発表した。

エムバペに関しては以前よりレアル・マドリード加入濃厚と伝えられ、先週、契約に関する全ての条件で双方が合意したと報じられていた。その内容は契約ボーナス1億3000万ユーロ(約175億5000万円)、超高額な年俸、そしてエムバペ側が肖像権を完全に管理するというものだった

しかしカタールとフランス政府による政治的圧力も交渉に影響し、さらにパリ・サンジェルマンからエムバペが希望するもの全てを与えられることになったため、最終的にRマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長に断りを入れ、契約延長オファーを受け入れたという。

スペイン紙マルカは今回の契約延長により、エムバペがばく大な年俸を手にするだけでなく、チーム内で絶大な力が与えられ、クラブがスポーツディレクターや監督を選ぶ際に大きな発言権を持つことになると伝えている。

エムバペはメス戦前、契約延長を発表したホームスタジアムで「このクラブ、自分の街、パリに留まれて幸せだ。ベストを尽くし、君たちと一緒にこのクラブでたくさんのタイトルを獲得したい。皆にとても感謝している」と喜びを露わにしていた。
日刊スポーツ