カタールに配慮?フランス主将ロリス、ワールドカップで虹色のアームバンドを巻かない意向を表明―海外の反応―
仏代表ロリス、反差別のキャプテンマーク巻かず カタールW杯
【11月17日 AFP】サッカーフランス代表の主将ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)は16日、W杯カタール大会(2022 World Cup)で差別反対を示すキャプテンマークを巻かない意向を示した。欧州各国代表の主将は今大会、「OneLove」のメッセージと虹色のハートが描かれた腕章を着けて試合に出場することになっている。
包括性の促進を目的としたこの取り組みは9月に発表されたが、ロリスはこれまで参加するかどうか明言を避けていた。カタールでは同性愛が法律で禁じられている。
ロリスは「この件については明確な立場を取ってきたし、これ以上付け加えることは何もない」と話し、開催国カタールに「敬意」を表したいと語った。
「フランスに外国からの訪問者を迎える際は、われわれのルールや文化を尊重してもらいたいと思うのが普通だ。自分はカタールに行ったときには同じことをする」。フランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長も同取り組みに反対しており、それに同調する発言となった。
ロリスが欠場した9月のUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2022-23)の試合では、DFラファエル・バラン(Raphael Varane)が虹色の腕章を巻き、「光栄」だとコメントしていた。
カタールは外国人労働者と女性、LGBTQ(性的少数者)に対する扱いをめぐり、W杯の準備期間中から大きな注目を集めている。(c)AFP/Jeremy TALBOT
ポグバ、カンテ不在…ワールドカップに向けフランス代表25名の選手を発表―海外の反応―
W杯連覇を狙うフランス代表、25名のメンバー発表! ベンゼマやデンベレら豪華な顔触れに
フランスサッカー連盟(FFF)は9日、2022FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会に向けたフランス代表メンバー25名を発表した。
今年のバロンドールを受賞したFWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)をはじめ、FWキリアン・ムバッペ(パリSG)、FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)、FWウスマン・デンベレ(バルセロナ)、DFラファエル・バラン(マンチェスター・ユナイテッド)、GKウーゴ・ロリス(トッテナム)など主力選手が順当に選ばれている。
一方、負傷離脱中のMFポール・ポグバ(ユベントス)やMFエンゴロ・カンテ(チェルシー)が外れた。
優勝した前回のロシアW杯からは11名が選出。クラブ別では4名のバイエルンが最多となり、レアル・マドリーが3名で続いている。
2連覇を目指すフランスはグループDに入り、オーストラリア、デンマーク、チュニジアと対戦する。
以下、フランス代表メンバー25名
▽GK
アルフォンス・アレオラ(ウエスト・ハム)
ウーゴ・ロリス(トッテナム)
スティーブ・マンダンダ(レンヌ)
▽DF
リュカ・エルナンデス(バイエルン)
テオ・エルナンデス(ミラン)
プレスネル・キンペンベ(パリSG)
イブラヒマ・コナテ(リバプール)
ジュール・クンデ(バルセロナ)
バンジャマン・パバール(バイエルン)
ウィリアン・サリバ(アーセナル)
ダヨ・ウパメカノ(バイエルン)
ラファエル・バラン(マンチェスター・U)
▽MF
エドゥアルド・カマビンガ(R・マドリー)
ユスフ・フォファナ(モナコ)
マテオ・ゲンドゥージ(マルセイユ)
アドリアン・ラビオ(ユベントス)
オーレリアン・チュアメニ(R・マドリー)
ジョルダン・ベレトゥ(マルセイユ)
▽FW
カリム・ベンゼマ(R・マドリー)
キングスレイ・コマン(バイエルン)
ウスマン・デンベレ(バルセロナ)
オリビエ・ジルー(ミラン)
アントワーヌ・グリーズマン(A・マドリー)
キリアン・ムバッペ(パリSG)
クリストファー・エンクンク(ライプツィヒ)